「触覚について」の感想
触覚について
しょっかくについて
初出:「水の変態」宝文館、1956(昭和31)年

宮城道雄

分量:約7
書き出し:私は盲人であるので、ものの形を目で見るかわりに、手の感覚で探って見るわけである。そして、手の先も始終ものを触って見る練習が積めば、だんだん指先の感じが鋭敏になっていくものである。盲人の用いる点字というものは、人も知っている通りに、紙を針の先で突いて、その出た方の点のならべ方で読むのである。即《すなわ》ち、六つの点のならび方と、点と点との間隔で、いろいろの字になるのである。その点字を、普通の練習しな...
更新日: 2020/11/01
19双之川喜41さんの感想

 胸像の手探りだと 微妙に自分とは違っていると 彫刻家に尋ねてみたところ 光線の応用があるので そうなると 答えたという。 失った感覚を補って 活躍されたのは 本当に凄いことと思えた。

更新日: 2017/07/10
456e94a2268cさんの感想

盲目の音楽家としてそのハンディキャップにうち勝つべく、その他の感覚を磨き、ポジティブな生き方がその暖かい文脈よりうかがわれた。虫嫌いの私は、共感を感じた。落ち込んだ時に、読むと励まされる。

更新日: 2017/07/05
72466e3d14ecさんの感想

盲目の人の世界をのぞいたような気持ちになる作品。優しく、温かみのある文章。

更新日: 2017/07/03
87e206a9d0a6さんの感想

You will never know the significance of tactile sensation when you naturally have it. The story gives you a new, insightful and beautiful perspective that you might never have before.