「ラヴォアジエ」の感想
ラヴォアジエ
ラヴォアジエ

石原純

分量:約15
書き出し:近代物化学の発展物質変化に関する学問、すなわち物化学を正しい意味で創《はじ》めたのがロバート・ボイルであったことは、さきにお話しした通りですが、その後再びそれが幾らか横みちにそれた形になってしまいました。それと云《い》うのも、ボイルが金属を熱してこれに錆《さび》がつくようになると、その金属の重さは幾らか重くなるのを見つけ出したのでしたが、その頃にはまだこの事の本当の意味が分らなかったので、ボイルは...
更新日: 2022/02/15
19双之川喜41さんの感想

 革命は 貧乏人の最後の楽しみであると  言われるるけど かの仏大革命では もとより  何もわからない  血に飢えた 民衆は 優れた かけがえのない 学者を 無残にも 断頭台 に送った。 それでも いささかの理性は 残っていたようで 護衛兵 に連れられて 学者は  ギロチン 執行 迄の  しばしの間  研究室に 通うのを許されたという。 虐殺された学者は 物化学の 重要な一歩を 踏み出した人として  後世に名を残したという。 昨今の コロナ陰謀説者も 命がけで 虚偽の風説をひろめ 無駄に 散っていくのは 革命の伝統かとも 想ってしまった。

更新日: 2018/10/23
44ea9819cd63さんの感想

数学に剰りにも疎すぎるぼくには理解の及ぶ範囲ではないのですが...フランスという御国柄がよく理化できません。前時代に於て君主であった者を血の粛清する野蛮的な行いには疑問と極端過ぎる国民の激情的全体主義である狂気の沙汰には恐怖を覚えずにはいられません。命の尊さの理解度の低さは、当時の日本の武士達とあまり相違ないようですね。後の世に敗戦国であるドイツも日本と同様に第二次世界大戦で教訓として学んだ所ですが...。無血解錠を期待する所の、霊的生命の一員であると云う自覚と誇りを以て、今日も細やかな自分にできる事を為すだけです。どうも、すいません。申し訳ありません。