「垣内の話」の感想
垣内の話
かいとのはなし
初出:「民間伝承十二卷八・九號」1948(昭和23)年9月

柳田国男

分量:約18
書き出し:一垣内(カイト)は思いのほかこみ入った問題であった。最初からもしこれがわかっていたら、あるいはまだしばらくは手を着けずにいたかもしれない。私たちが興味を持ち始めた動機は、(一)垣内が日本のかなり弘い区域にわたって、分布している事実または少なくともその痕跡《こんせき》であるにもかかわらず、これに気づいている人はまだ少なく、今までに発表せられた二三の研究、たとえば小川、中山、野村氏等のそれは、ただある...
更新日: 2020/12/16
19双之川喜41さんの感想

 必ずしも共通認識が定まっていない分野でも 学問の対象となるという事を教えてくれる。 垣で囲った土地の区画を 演繹的に分析するのは 手ごわい道のりであろうと思った。