「鹿山庵居」の感想
鹿山庵居
ろくさんあんきょ
初出:「禅道 第六五号」1915(大正4)年12月5日

鈴木大拙

分量:約16
書き出し:人の心と云うものは本来縛らねばならぬように出来ておるのかどうかは知らぬけれども、吾等は何かかんか云うてこの心を繋ぎ、この身を苦しめておる。何もない処にぽかんとしておることが出来ぬ。もしそんなことでも有ると、自分で屹度《きっと》何か手頃の束縛を造り出す。蜘蛛が巣を作り、蚕が繭を作ると全く一般である。何かと云うと、平等であるとか、一視同仁であるとか云う人間が、社会なるものを造ると、此処《ここ》に貴族と...
更新日: 2021/05/10
19双之川喜41さんの感想

 蝉(せみ)でも無く、 褌(ふんどし)でも無く、 禅(ぜん)の 世界的な権威である。 禅問答と言うと、わかりにくいことを表す 表現らしいけど、 分かったふりをするのも、精神生活の一端に 触れたような気になると言う 意味で、 良いかもしれない。