「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」の感想
我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか
わがはいはなぜいつまでもすべてにおいておとろえぬか
初出:「実業之世界 第五号第五巻」1908(明治41)年9月

大隈重信

分量:約7
書き出し:なぜ世人は直ぐ衰えるのか人間は百二十五歳までの寿命をもっておるというのが我輩|予《かね》ての説である。しかしこれにはあえて深い論のある訳でない。生理学者の説に依ると、すべて動物は成熟期の五倍の生存力をもっておるというてある。そこで人間の成熟期は二十五歳というから、この理窟から推してその五倍、即ち百二十五歳まで生きられる訳である。勿論《もちろん》土地気候の関係や各人体質の如何《いかん》に依りて長短の...
更新日: 2018/02/19
芦屋のまーちゃんさんの感想

83歳没、確かに当時なら長寿だ 快楽主義が秘訣らしい しかし、精神>肉体を保つということは決して快楽にはなれないと思うが 老いは肉体よりも先に心(精神)に襲いかかる 年だから、を理由に頭が肉体的チャレンジを妨害するのだ 従って、女の尻を追いかけまわすエロじじいのような振る舞いが長寿の秘訣ではなかろうか