「選挙人に与う」の感想
選挙人に与う
せんきょにんにあたう
初出:「新日本 第貮卷第五號」冨山房、1912(明治45)年5月1日

大隈重信

分量:約21
書き出し:一〔選挙の歩み〕選挙ということが初めて我が国に行われたのは明治十一年、即ち府県会開設以来のことである。それからその後十年ほど経って市町村の自治に関する法律が発布せられ、同時に市町村会議員の選挙ということが始まった。しかし我が国民は権利に関する観念が頗《すこぶ》る幼穉《ようち》で、選挙に対しても一向重きを置かず、初めはこれらの機関——府県地方の意思を代表するこれらの機関に対して比較的冷淡であった。然...
更新日: 2020/01/26
1b3950ea6ddeさんの感想

選挙人に与う・・大隈重信 を読んで 利己主義な不正腐敗政治を参政権の権利は責任を有する義務であり、高尚で大切な国民皆選挙を無分別無関心な投票によって生み出してはいけない。 高潔な意志を持ち傑出した指導力と責任感を有する“ 為政者の手腕 ”と 豊かな見識と強固な自立を培かい国民主権の意志と公徳心を有する“ 国民の覚醒 ”の実現の道筋を是非とも造り上げねばならぬ。 意志をもって選挙を利権に染まる糞ったれ政治と戦うことが公明正大な立憲政治をつくり、本当の自由民主国家を造成するものだと改めて感じることが出来ました。