「大戦乱後の国際平和」の感想
大戦乱後の国際平和
だいせんらんごのこくさいへいわ
初出:民族的僻見の除去「平和時報 第三巻第一〇号」1915(大正4)年10月

大隈重信

分量:約15
書き出し:将来の世界の平和の予想今度スタンホルドのジョルダン博士が会長となって、桑港《サンフランシスコ》に於て平和会議が開かれる。日本からも是非《ぜひ》人を出してくれということであったから、誰かに行ってもらおうと思ったが、誰も行かれぬ。仍《よ》って向うに行っている服部宇之吉《はっとりうのきち》氏と海老名弾正《えびなだんじょう》氏、二人とも平和協会の会員だからこの二人に列席してもらうことにしたが、何か日本の会...
更新日: 2019/09/24
e81c25dede99さんの感想

大隈のいう「大戦」は、言うまでもなく第一次世界大戦を指すが、 大隈が願ったような「平和」は遂に実現されず、第二次世界大戦となった。 その置き土産は「核の時代」の到来であるが、さて、 我々は、「三度目の正直」を実現する道を、 正しく歩みつつあるだろうか。