「夫婦共稼ぎと女子の学問」の感想
夫婦共稼ぎと女子の学問
ふうふともかせぎとじょしのがくもん
初出:「大和なでしこ 第十二卷第四號」大日本女學會、1912(明治45)年2月15日

大隈重信

分量:約9
書き出し:近来夫婦共稼ぎという声を盛んに聞く様《よう》になった。これは勿論《もちろん》生活の圧迫から来たのであろう。文明の進歩につれて、生活問題が益々《ますます》むずかしくなって来て、夫婦共稼ぎということもまた避け難き数とはなったのである。然《しか》るに中には妻を働かせるのをなんだか夫自身に意久地《いくじ》がないかに思ったり、思われたりするのを非常に恥辱として反対するものもあり、また実際妻が何処《どこ》へか...
更新日: 2021/01/31
ff64aa9c82f4さんの感想

いやはや、今日に至るまで喧々諤々騒いがれている問題について、大隈さんがここまで明快に解いた文章があろうとは。 100年経っても人間社会の問題って解決には至らないんですね。