「初旅の残像」の感想
初旅の残像
はつたびのざんぞう
初出:「中外商業新報」1937(昭和12)年1月8日〜10日

安倍能成

分量:約11
書き出し:ここに初旅といふのは新春の旅といふ意味ではなく、生れて初めての旅といふことであり、それを更に説明すれば、生れて初めて宿屋に泊つた経験といふことである。この間寺田さんの「初旅」といふ文章を読んで居たら、ふと私自身の初旅を想ひ出し、それを書いて見る気になつたのである。私の初旅は中学一年の頃だから、私の十四の夏のことであつた。明治二十九年、ちやうど日清戦争の翌年であつた。旅行の目的は四国第一の高山|石鎚...
更新日: 2020/09/03
19双之川喜41さんの感想

 草履で 柳行李型(やなぎこうりかた)の弁当を 肩に掛けて出かけるけど 帰りは 蛤汁に当って腹を壊し 人力車と蒸気船を 乗り継いで やっとのおもいで 帰宅する。 当時の 旅風景が とても物珍しく 楽しめると感じた。

更新日: 2017/02/05
1dbde5ace62dさんの感想

食事の描写が印象深い。