「時の流れ」の感想
時の流れ
ときのながれ

鈴木大拙

分量:約10
書き出し:「時」は流れると云ふ、それはどんな意味であるか、もとよりはつきりわからぬ。が、我々は普通さう云ふ、またさう考へて居る、何だかわからぬにしても、時を過去・現在・未来にわけると、その「流れ」は過去から現在に、現在から未来へと云ふ塩梅に、どん/\流れて行くと云ふことになつて居る。「時」を刻むと云ふ時計なるものがある。カチと響いてしまへば、それが過去で、カチ/\とやつて居るときが現在で、まだカチとも何とも...
更新日: 2023/09/23
15484c8816c9さんの感想

時の流れは、しばしば川の流れに例えられるが、実際は大海のようなものだと考える。時の流れが独尊者(実存)の痕跡であるなら、数多の独尊者が時のスープに浸されていて、プカプカとゆっくり流され、互いに交差していく。未来は上流からやってくるのではなく、自分から向かっていく

更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 時の流れに身を任せていては 歴史を解せないと言う。 最も具体▫真実▫最後的なものを 把握しなければならない。 禅問答であるからして 解らなくても恥ではなかろうが 焦る。

更新日: 2017/02/05
1dbde5ace62dさんの感想

過去にとらわれてはいけないそう。

更新日: 2017/01/07
芦屋のまーちゃんさんの感想

独尊者とは何を表わすのだろうか? 神か?仏か? 現在を定義するのは難しい。確かにそうだ!!!カントも同じようなこと言ってるのではないか? 例えば、「アー」と声を出し続けたとすると現在を感じ続れられるのだろうか?「あっ」と言った瞬間にその言葉は過去に吸収されてしまう。 「今」を生きる!なる言葉があるが、考えてみると、不可能ではなかろうか? 時は「過去」と「未来」しかない。 あるいは常に「現在」しかない。