「戯曲体小説 真夏の夜の恋」の感想
戯曲体小説 真夏の夜の恋
ぎきょくたいしょうせつ まなつのよのこい
初出:「新小説 第二十四年第八号」春陽堂書店、1919(大正8)年8月1日

谷崎潤一郎

分量:約16
書き出し:人物山内滋《やまのうちしげる》山内博士の子息松本文造薬局の書生黛《まゆずみ》夢子歌劇女優黛薫夢子の妹歌劇女優滋の父医学博士浅草厩橋山内病院の院長滋の母其の他浅草公園の俳優不良少年少女等数人及び病院の看護婦召使等時現代所浅草公園を中心とする区域その一薬局室七月下旬の或る日の夕方、書生の松本文造と山内滋とが薬局の窓の所でこそ/\と話し合つて居る。二人とも十八九歳の少年で文造の方が一つぐらゐ年長に見える...
更新日: 2021/01/23
19双之川喜41さんの感想

 医者の息子と しがない書生が 女優を巡って 恋の鞘当てを 繰り広げるという話である。文頭に 書き出してはあるけど まったく 登場しない人物もおり 谷崎は 金に困って 書きなぐったのかも知れないと 感じてしまった。