高村光太郎
芸術における永遠性とは何か?を考えている。芸術はいつか朽ちるので永遠性は否定される。しかし、感覚として捉える上では永遠でもあり得るとする。源氏物語以上の作品が当時存在していたかは後世の者では感覚としても捉えられない。それは想像である。芸術の永遠性は無形の伝承文学やお伽噺のような継続性の中に見出だせると私は考える。