「湯けむり」の感想
湯けむり
ゆけむり
初出:「大分合同新聞」2016(平成28)年4月30日

澤西祐典

分量:約15
書き出し:一「貴様は別府のこと、何もわかっちょらんな。これやからよそ者は好かんちゃ、偉そうにしくさってから」首藤は、大分合同新聞の夕刊に、太田の写真入り記事を見つけ、彼から言われた言葉を思い出した。途端、頬《ほお》に熱が上った。新聞を乱暴に丸め、ごみ箱に投げ捨てる。大阪行きのフェリーの船内には、陽気な音楽が流れていた。——どうしてこんなことになってしまったのだろうか。たしかに家業の薬屋は、ずいぶん前から立ち...
更新日: 2024/01/07
703ca254ef8dさんの感想

ラクテンチってなんだろ?と考えてみて、楽天地かな?なんか、楽しい場所かな?と思い至ったけどもなんで、カタカナなのでしょうね。 協調性と村文化、老害の話? ファンタジーが始まるのかと少しワクワクしてしまった。

更新日: 2024/01/07
e45ae45c1b69さんの感想

起承転結は判りにくいが、最後の一行はすべてをひっくり返す爆発力がある表現で秀逸だった。

更新日: 2022/03/11
7627a37795bdさんの感想

「別府らしくないので却下」 「別府らしいって具体的に何だ?」 「そんなもん、言わなくてもわかるだろ!  というかお前、生意気だな。おい、みんな、こいつやるぞ!」 と主人公が袋叩きにあう。 最後のオチでおいおいとなる。

更新日: 2021/02/25
3cf4decf0fecさんの感想

何ともいえない悲しい話ではあるが、自業自得なんでしょうね。