「わが師への書」の感想
わが師への書
わがしへのしょ
初出:「東北文学 第三巻第十一号」河北新報社、1948(昭和23)年11月1日

小山清

分量:約40
書き出し:それは一冊の古ぼけたノートである。表紙には「わが師への書」と書いてある。あけると扉にあたる頁に「朝《あした》を思い、また夕《ゆうべ》を思うべし。」と書いてある。内容は一人の少年が「わが師」へ宛てて書き綴《つづ》った手紙の形式になっている。これも青春の独白の一つであろう。以下その中の若干をここに抄録する。先生、僕、ふと思うのですが、先生は鳥打帽がお似合いではないかしら。なんだかそんな風に思えてなりま...
更新日: 2019/11/09
19双之川喜41さんの感想

 青春時代の 多感な心情 を 吐露する 相手は  どんな人かなと 思ってしまうのが  普通だけれど ささやかな 仕掛けが  秘めてあるので 文章の 完成度の 高さとともに 心に響く。