「一顆の栗一顆の小なし」の感想
一顆の栗一顆の小なし
いっかのくりいっかのこなし
初出:「イーハトーヴォ 創刊号」宮沢賢治の会、1939(昭和14)年11月21日

小穴隆一

分量:約1
書き出し:花巻・盛岡を巡つて帰つて、私は一顆の栗一顆の小なしを茶の間の卓上に置いてをいた。一顆の栗と一顆の小なしはそのまゝに、幾日かそのまゝに置かれてあつた。さうした幾日かの後、それら一顆の物は二つとも箪笥の上にあつた。また幾日かして、小なしのはうは黍団子のやうに大事に、隆チヤンとタカチヤンに半分づゝやつてしまつた。(クラムポンはわらつたよ。)私は斯う言ふのである。栗のはうは箪笥のなかに、さうして(クラムポ...
更新日: 2020/10/05
19双之川喜41さんの感想

 クラムポンは 笑ったよ かぶかぶ 笑ったよ 跳ねて 笑ったよ。 何故 賢治の文章が ここにあるのか。 逞しく 成長することを 願って 栗と梨が登場する。