「私は隠居ではない」の感想
私は隠居ではない
わたしはいんきょではない
初出:「文藝春秋」文藝春秋新社、1962(昭和37)年2月号

吉田茂

分量:約16
書き出し:いやどうも、ごらんの通り元気でね、この分では当分死にそうもありませんよ、困ったもんです。呵々《かか》。丈夫だ丈夫だと云われるんですがね。いくら丈夫でも、焼跡の煉瓦塀みたいに、ただ丈夫だというだけじゃあ仕様がないんでね。何んかの役に立つんでなくちゃあ……。まあ、生きている限りは、お国のお役に立ちたいと思ってるんですがね。文藝春秋は毎号拝見していますよ。といっても実はあまり雑誌や本を読まないんでね。表...
更新日: 2025/03/23
6325425dbfc5さんの感想

この当時から、環太平洋の考え方を持っていたことにまず驚いた。 吉田茂は敵も多かったが、先見の明と 大局的な物の見方を持っていたからこそ、あの難局を乗り越えることが出来たのだろうと思う。

更新日: 2021/04/03
b53e79cfe52cさんの感想

言いたい放題だが吉田氏の分析は的を得ている所が凄い。当時、カナダ、米国、豪州と日本とで太平洋協約をと提案しているが、インドを加えれば今の「開かれたインド太平洋戦略」となる。

更新日: 2021/04/01
19双之川喜41さんの感想

 戦後の日本の 復興に 力のあった  名宰相と呼ばれた 吉田茂は  (バカヤロー解散)でも よく知られているけど 放談の筆録の この 文章でも  前半 盛んに バカバカと  馬の足音のように  連発しているのが 何 とも おかしい。 八郎潟の干拓を陛下に申し上げたら 「水は理由があって流れ  理由があって溜まるのだから」 と 言われたと言う。 けだし 慧眼であると感じた。

更新日: 2019/02/15
e22fdc325599さんの感想

吉田茂らしい毒づき。

更新日: 2019/02/10
4abeb96308c7さんの感想

いまの日本政府の対米従属をみたら何と毒づくだろうか。

更新日: 2018/01/15
d929cc512f94さんの感想

うん。

更新日: 2018/01/13
499d9d7566bbさんの感想

吉田さんの機嫌の良さそうな顔が見えてきそうですな

更新日: 2018/01/04
8a350316ecc8さんの感想

学者肌が鼻につく

更新日: 2018/01/04
芦屋のまーちゃんさんの感想

昨日、伊豆の帰り大磯の旧吉田茂邸の横の国道1号線を通ったばかりだった。 箱根駅伝の歓声が残っている雰囲気の中、申し訳なくもマイカーで帰ってきた。 さて、本題の吉田氏だが、何とも豪快なオッサンだ。昭和の首相という感じだ。今の安部のような隙が全くない。 道化師のような首相では日本は終わりだ!民主主義は国民の意見に左右されることではない。国民に不平不満を言わせないことだ!それには吉田や田中のような豪快なオッチャンが日本には必要だ。 2018年、新年明けたが、安部じゃだめだ!カリスマ性のあるリーダーが必要だ。