「暗い花」の感想
暗い花
くらいはな

林芙美子

分量:約29
書き出し:いつものやうに、ハンカチーフ一枚で朝湯に飛び込んだ。どこかのお神さんらしい一二度、この風呂で出逢ふ女が、もう、小太りな、眞白い躯を石けんで流してゐた。向うもつんとしてゐるから、こつちもつんとしてゐる。男湯の方は馬鹿に森閑としてゐた。房江は一人でのびのびとあをむけに湯につかつて、高い天井を眺めてゐた。熱くもなく、ぬるくもなしの湯かげんで、これが電氣で沸くのかと、房江はうつとりとなつて、まづ氣持ちのい...
更新日: 2020/09/10
19双之川喜41さんの感想

 題名の 意味は 連れ込みホテルの 一室に 飾ってあった  造花の花と 思われる。 急な母の上京で  最も古くからある 夜の商売をしている娘は  少しでも 多くのお金を  母親に持たせてやりたいので  さらに 頑張って 仕事に精を出す。 優れた描写が 散見され 楽しめると感じた。

更新日: 2019/06/09
6ed1fc493468さんの感想

お母さんがかわいそうでたまらない。