「栞」の感想
しおり

小山清

分量:約9
書き出し:関東大震災の時、浅草にいた私の一家は焼出されて、向島の水神にいた親戚の家に避難した。そこは私の祖母の里であったが、祖母にとっては嫂にあたる人(私達は水神のおばさんと呼んでいた)の身寄の人達も同じように本所にいて焼出されて避難してきていた。祖母の兄(私達は水神のおじさんと呼んでいたが)は既に他界していて、私の父とは従兄弟にあたる人が当主であった。本家から少し離れた処に水神のおじさんが建てた隠居所があ...
更新日: 2023/06/14
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