「好い手紙」の感想
好い手紙
よいてがみ
初出:「女性」1925(大正14)年8月号

岡本かの子

分量:約5
書き出し:場所、東京、山の手の一隅、造作いやしからねど古《ふ》りたる三間程の貸家建の茶の間、ささやかなれど掃き浄められて見好《みよ》げなる庭を前にす。晴れたる夏の朝、食後卓上の器具とりかたづけられぬ前、卓上には器具の真中に夏花の一輪挿し。室内の壁間ところどころに金縁、或は白木の手製らしき額縁にはめられたる油画。ある一二ヶ所にヴァイオリン一二挺掛けてある。男二十四五、武骨なれども垢抜けたる風貌、洗いたての白地...
更新日: 2025/05/11
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  夫を 称賛する  手紙が 一方的に 数度  送られてきた。 それに 気づいた 妻は  前の 夫の 弟を ここまで 磨き上げたのは 妻である 自分だから むしろ 誇るべきである とする。悔し紛れ ではなく まじで 言い放つ ところが なんとも 可笑しいと想った。