岡本かの子
夢の中では 一郎は 肥えた つくしんぼうに 二郎は つばなに 美代子は れんげ草に 静子は たんぽぽに 変わって いました。花子は 朝 目が覚めると (よんべの夢 あっちへ行け)と かけだしました。顔洗所とか 裳裾(もすそ)とか 難しい 表現が ありますけど 擬人化ならぬ 擬植物化は 上手く いったようです。ほぼ 平易なので 読み聞かせにも 役立ちそうですね。
野の花にも命が宿っているということでしょうか。