「デモクラシーのいろいろ」の感想
デモクラシーのいろいろ
デモクラシーのいろいろ
初出:「文藝春秋 昭和二十三年十月號」文藝春秋新社、1948(昭和23)年10月1日

笠信太郎

分量:約9
書き出し:同じ言葉でデモクラシーといつても、いろいろの型があつて、どうも一樣ではないやうだ。それも、古代ギリシヤなどは問題の外におくとして、同じ時代で、國の境を接してゐても、それぞれ癖がちがふ。やかましい詮索は專門家の仕事に任せて、こゝでは素通りの旅行者の眼に映つたスケッチ・ブックを開いてみるだけだが、デモクラシーの家元がイギリスであることにはまず誰も異存はあるまい。そのイギリスのデモクラシーの基礎が「討論...
更新日: 2021/04/03
19双之川喜41さんの感想

 (英のデモクラシー)は  話し合うデモクラシー で 語感としては討論より やや 柔らかい 。 (仏のデモクラシー)は  討し合うデモクラシーで 革命を缶詰にして  未だに 缶詰を食っているような ところがある。 (スイスのデモクラシー)は  抗議をする デモクラシーと言える。 (日本のデモクラシー)は  英と スイスを 混ぜたような 感じはする 。  一昔前までは  古びた 教条を缶詰に していたようなところは あったと思う。