「学生時代の菊池寛」の感想
学生時代の菊池寛
がくせいじだいのきくちかん
初出:「文藝春秋 昭和二十三年十月號」文藝春秋新社、1948(昭和23)年10月1日

恒藤恭

分量:約6
書き出し:△菊池寛は明治四十三年夏のはじめに一高の入學試驗をうけたが、私もやはりその時の受驗生の一人だつた。身體檢査の際に、みんなが猿又一つのまる裸になつて、一列にならびながら自分の順番を待つてゐるとき、丁度私のすぐ前に同君が立つてゐた。その頃から同君は年齡よりはずつとふけて見える顏つきだつたが、若い女のやうな、むつちりした曲線的な肉つきをしてゐる癖に、四角張つた、いかつい、恐ろしさうな顏をしてゐて、高い調...
更新日: 2020/12/16
19双之川喜41さんの感想

 菊池は  図書館を よく利用していた という話は  成程なと 思わせる ところがある。 この頃の 流行作家は  図書館を利用した経験 や 熱心に読書 をするということは 先ず無く   賞味期限の短い 旬(しゅん)のものとも 言えるであろう。

更新日: 2018/09/24
いちにいさんの感想

菊池寛の文章はワリト好きだ その彼の学生時代が少し書かれている 語学が得意というイメージはないのだが、英語やドイツ語くらい出来てしまうのだろう 同級生が作家や大学長などになるなんて、スゲー

更新日: 2018/01/20
芦屋のまーちゃんさんの感想

同窓生の面々が凄い 一高のレベルの凄さ 図書館で本読んでも変人扱いされない 作家先生もドイツ語の授業とか受講していたのか どちらかと言うとドロップアウトしたような輩かと思ってた 保守的思想や既存概念を嫌うもっと破天荒な