「露都雑記」の感想
露都雑記
ろとざっき

二葉亭四迷

分量:約7
書き出し:一ネミローウ※チ、ダンチェンコ氏が日本のさる田舎《ゐなか》の停車場《ステーション》で、何心なく汽車の窓から首を出すと、そこの柵外に遊んで居た洟垂《はなつた》らしの頑童共《わんぱくども》が、思ひがけず異人馬鹿と手を拍《う》つて囃《はや》したので、氏は驚いて首を引込めた事がある。それからはこの「異人馬鹿」が耳に附いて、京都の秀麗な山河に対しても、宮島の美景を望んでも、之を想ひ出すと、一種の苦い感じが夕...
更新日: 2025/02/28
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941 ロシア人に 向かって 邦人が 「異人馬鹿」 と言って 暴言を 吐く。その 正反対の ことは ないでしょうと 露人から 聞かれた 二葉亭は 「ヤポーシカ」(日本人の賎称)と 言われていると 本当の ことを答えた。日露 悪口戦争と感じた。