「江戸前の釣り」の感想
江戸前の釣り
えどまえのつり

三遊亭金馬

分量:約270
書き出し:はじめに魚釣りと人生は実によく似かよったところがある。女は男を釣り、男は女を釣ろうと思って釣られている。ぼくの釣りも、魚に釣られて帰ることが多い。しかし釣りは、忍耐を教え、辛抱強くさせてくれる。釣りの失敗は、つまり人生の失敗ともいえる。五十年間の釣りを振り返ってみると、失敗だらけで、何も残っていない。落語も釣りも、未完成のまま、人生の終点が近くなった。それでも、これからも落語の研究ができ、古典の奥...
更新日: 2022/10/12
3adff4c7f965さんの感想

「指より細いワカサギ(一月)」の「笑っているやつがすべって大笑い」で、ボックスを閉めて中で火入れを置き暖を取るという部分がありますが、これでは一酸化炭素中毒が起こる危険性があると思います。古い本の記述にはこういう場合もありますので、注意喚起が必要ではないでしょうか。

更新日: 2021/03/03
ef00561b16b5さんの感想

※申し訳ありませんが、本自体の感想ではありません。  一月のワカサギ釣りの所に「ボックス」というのが出て来ます。多分、簡易な小型テントの様な物だと思いますが、狭い中で火を使う状態にもかかわらず一酸化炭素中毒の危険についての記述が一切ありません。昔の著作物だからなのでしょうが、これを読んだ誰かが安易に真似をする可能性は無いと言い切れるのでしょうか?  不適切な表現語句以外にも、How to的な要素のある著作物について現在の常識と相容れない箇所がある場合には、内容によって個々に注意喚起がなされるべきだと思います。 (青空文庫は運営がボランティアなので要望等は受け付けないとの事ですので、感想としてここに書かせてもらいました。)