「歌詞とその曲」の感想
歌詞とその曲
かしとそのきょく
初出:「心 17巻1号」1964(昭和39)年1月号

信時潔

分量:約17
書き出し:うたという言葉が示すように、詩と音楽は上古以来今日までさまざまに結合され、ことに我国の音楽では声楽が断然器楽に優先し、楽器を主体とする曲や、リズムを強調する舞踊音楽にまで、歌のついているのが多い。この傾向は洋楽が入ってからも依然続いており、我国の音楽の進路に重要な意味を持っている。今日ではちょっとした歌曲でも作詞と作曲は別人であり、通例詩が先にできていて、作曲者がそれを歌詞として作曲するのである、...
更新日: 2020/08/26
19双之川喜41さんの感想

 ベートーベンは ゲーテの詩を 作曲したけど ゲーテ自身は モーツァルトのような 作曲を好み ベートーベンのような 「薬の強いやり方」よりは むしろ 二流音楽家の 率直な 朗吟を 好んだという。文章を 曲に載せる困難さは 他にも 応用が利くようにも 感じた。