「飲料のはなし」の感想
飲料のはなし
いんりょうのはなし
初出:「暮しの手帖 第36号」1956(昭和31)年9月5日

佐藤春夫

分量:約8
書き出し:わたくしは老来、毎年少しづつ肥満して今はいつも十八貫以上、下着なども普通のものでは間に合はないが、こんな男一疋の体重になつたのは四十以後で、少年の頃は骨と皮ばかりの痩せつぽち、それでゐて頑健この上なし樫の木のやうなと云はれた体質で、五尺六寸に近い身長で体重は十二貫あるなしであつた。痩せてゐたせゐか暑さは一向苦にならず、汗なども少しも流れない。今は暑気も厭はしく汗も一人前に湧くが、体の肥痩に関はらず...
更新日: 2019/11/05
19双之川喜41さんの感想

 露伴は  信州の浅間山近くの  小諸の市外の清水の里の水を 天下第一の 名 水として 愛飲してると言う。 佐藤は 上等の羊羹を ミキサーにかけて 飲むと うまい と言うけど あまり真似する気にはならない。

更新日: 2019/08/11
くにこさんの感想

佐藤春夫の随筆でジンジャーエールの歴史の一端を知るというのは想定外。枕草子のように他愛なく、明るい。理由は分からないけれど、美味しい飲み物を飲んだ後のように、読んだ後は気分スッキリ。