家鴨のこは 家鴨。と かたくなに 思い込んで しまうと 虐めに はしったりする。多様性にたいしても 寛容には なかなか なれるものではない。白鳥の 中に家鴨が 紛れ込むと さて どうなるのだろう。集団による 異質の 排除は とどまる ことを 知らないと感じた。
筋立てだけに 頼るわけではなく 詩味に溢れおり 水鳥の仕草 風景の描写も 美しい。アヒルとして 生まれる前から 卵が大きいので (七面鳥の 卵ではないの)と 言われたりしていた。教訓じみた展開は 抑えられており 心に滲みる 作品と感じた。