「現代作家は古典をどうみるか」の感想
現代作家は古典をどうみるか
げんだいさっかはこてんをどうみるか

アンケート

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芥川紗織

分量:約0
書き出し:〔設問〕一明治以前の日本の伝統美術で最も興味をもっているものは何か二その理由芥川紗織一、土偶二、埴輪にはみられないプリミチーブな生命力——はげしく、生々しく、グロテスクなものを感じるからです。当時の人間の生活とどの様につながっているかを、現代的な立場から識りたいと思います。底本:「現代人の眼岡本太郎・滝口修造他」現代社1956(昭和31)年11月20日発行※この文章は、「現代作家は古典をどうみるか...
更新日: 2020/05/21
d7c66df41321さんの感想

とても面白い作品です!

更新日: 2018/05/27
いちにいさんの感想

土偶が果たして「日本」の伝統美術かどうかは疑わしい。そもそも、古典というには余りにも材料が不十分ではないか?古事記だって奈良時代にやっと登場した日本最古の歴史書と言われている。ソクラテスやプラトンは弥生時代には哲学していた。同時代には孔子や荘子もいた。しかし、卑弥呼は伝説に近い。土偶も殷や周から持ち込まれたものと考えるべきではなかろうか?あるいはマウリヤのガウタマシュダルタのバラモン教の祭りの道具であったり。日本のオリジナルのような気がしないのだ。島国であっても外国からの輸入文化が日本の特徴であるという劣等感からそう思うのだろう。今の中国程ではないが、日本も模倣文化であることは否めない。中国、インド、西洋そして敗戦後はアメリカ。New worldであるはずのアメリカ文化を真似るなんて情けない話だ!それが、日本国の伝統と言ってしまえば終わってしまうのだが、土偶が何か我々に伝統美術のヒントを与えてくれるとは私は思わない。