「鶺鴒の巣」の感想
鶺鴒の巣
せきれいのす
初出:「新潮」1927(昭和2)年9月
尾崎士郎
分量:約11分
書き出し:
鶺鴒《せきれい》が街道に沿った岩かげに巣をつくった。背のびをしなくても手の届くほどの高さであるが、今まで誰れも気がつかなかったらしい、ということをある夕方瀬川君が来て話した。瀬川君の宿と南里君の宿とは十町ほど離れているが、道は一本筋だから彼は南里君の宿へあそびにくるごとに鶺鴒の巣の前を通るわけだ。巣のある場所は瀬川君の宿に近いところで、そのちょっと手前に小さい石地蔵がある。そこは真っ暗な道で、足の...
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更新日: 2020/09/01
19双之川喜41さんの感想
セキレイの雛を 盗む。寺の15の娘を ものにする。あいつがとった以上、俺が取ったところで 差し支えないはず。あまり 感心した話ではないけど ありがちな 心の動きと思った。
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