「幽霊屋敷の殺人」の感想
幽霊屋敷の殺人
ゆうれいやしきのさつじん
初出:「少年少女譚海」1930(昭和5)年9月

山本周五郎

分量:約24
書き出し:謎の白堊館「どうだね龍介《りゅうすけ》!」晩餐のあとの珈琲《コーヒー》を啜《すす》っていた春田博士《はるたはかせ》は、龍介少年を見ながら、読んでいた新聞紙を投げだして話しかけた。「近ごろ例の謎の白堊《はくあ》館事件というのが、ばかに新聞で騒がれているが、あれは全体どんな事件だったのだね?」「ああ、あれですか?」龍介少年は食後の林檎《りんご》を噛みながら答えた。「あれは近頃にない面白い事件なんです、...
更新日: 2022/07/30
阿波のケンさんさんの感想

著者前期の少年少女向け作品。後期の重厚な作品を書いた同じ人とは思えない。主人公が8人もの人が殺された事をもって面白くなってきたと発言させているのも軽率と思われるが…