「「私」小説と「心境」小説」の感想
「私」小説と「心境」小説
「し」しょうせつと「しんきょう」しょうせつ
初出:一「文藝講座 第七號」文藝春秋社、1925(大正14)年1月15日

久米正雄

分量:約21
書き出し:一此頃文壇の一部に於て、心境小説と云ふものが唱道され、又それに対して、飽くまで本格小説を主張する人々が在つて、両々相譲らないと共に、それに附随して、私小説と云ふものと、三人称小説との是非が、屡々論議された。心境小説と云ふのは、実はかく云ふ私が、仮りに命名したところのもので、其深い趣意に就ては、いづれ章を改めて述べるが、只茲に一言で云へば、作者が対象を描写する際に、其対象を如実に浮ばせるよりも、いや...
更新日: 2021/11/24
0c2892c2e65fさんの感想

「私」小説としての人生を踏まえて「心境」小説を提唱しているようだが説得力に欠ける。「心境」小説の実作についてもっと言及すべきだと思わずにはいられませんでした。

更新日: 2021/11/24
阿波のケンさん36さんの感想

これも作家達の仲間内の話だな。