「八月三日の夢」の感想
八月三日の夢
はちがつみっかのゆめ

中谷宇吉郎

分量:約15
書き出し:この頃反故を整理していたら、報告の下書の束が出て来た。終戦直後に、研究室の机の上にあったそういう種類の紙類を、一括して戸棚の奥に放り込んでおいたものである。戦争中は、一日一日を追いかけられるような気持で、いろいろな問題を乱雑にやり散らして来た。今少し落着いた気持で、その頃書いた報告の草稿を出してみると、悪夢にうなされていたような当時の切羽つまった気持が、草稿の字の崩れや文章の末々の乱れなどに見られ...
更新日: 2021/03/19
19双之川喜41さんの感想

 マッカーサー司令部は  日本の 科学者の  研究の 水準に  関心を寄せており  個別に 研究課題の 報告を 求めていたらしい。 中谷は 奇抜で  斬新で  ややこしい 夢に託して 日本の科学者の  独創性を  オブラートに包んで 示したとも  見れるような気がした。