「墨流しの物理的研究」の感想
墨流しの物理的研究
すみながしのぶつりてきけんきゅう
初出:「畫説」東京美術研究所、1937(昭和12)年10月

中谷宇吉郎

分量:約22
書き出し:寺田寅彦先生は晩年理化学研究所で、墨流しの研究に着手された。その研究の進行につれて、東洋に於て古代から使われている墨は、膠質学(1)上より見ても、非常に複雑で興味深い問題であることが分かり、この研究は「墨汁の膠質的研究」となって、先生の逝去の直前まで数年間続けられていた。その結果の前半は、既に理研欧文報告第二十三巻及び二十七巻にそれぞれ、Experimental studies on Colloi...
更新日: 2022/10/04
e447bc35c3aeさんの感想

コロイドや凝析といった高校の化学で習った事柄も、過去の研究の元に成立しているのだなと思います。