「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」の感想
レオナルド・ダ・ヴインチの手記
レオナルド・ダ・ヴィンチのしゅき

―― Leonardo da Vinci ――

――レオナルド ダ ヴィンチ――

芥川竜之介

分量:約2
書き出し:*おお、神よ。爾は、一切の善きものを、勞力の價を以て、我等に賣り給へり。*古人を模倣する事は、今人を模倣する事より、賞贊に値する。*「生」に於て、「美」は死滅する。が、「藝術」に於ては、死滅しない。*感情の至上の力が存する所に、殉教者中の最大なる殉教者がある。*我等の故郷に歸らんとする、我等の往時の状態に還らんとする、希望と欲望とを見よ。如何にそれが、光に於ける蛾《ひとりむし》に似てゐるか。絶えざ...
更新日: 2025/02/13
65c8aadc88adさんの感想

双喜 手記と 言うよりも 箴言の ように 思えた。「自分が、如何に生く可きかを学んでいる間に自分は、如何に死す可きかを学んでいたのである」 理屈を 並べて 弄んでいる かのようにも 見て取れるけど 芥川の 早逝を 投影した 文章と感じた。彼の 潜在意識と 共鳴するような 気配が あったので 思わず 訳してみた という 見立てである。