徳冨蘆花
筑波山を 遠望できる 霞ヶ浦に住む 漁師の娘は 拾い子であり そのことを 学校で謗られ 登校拒否児になってしまうけど 親身に両親の面倒をみた。ある時 育ての父親が酒を欲しがるので 嵐の中に船を漕ぎだし 行方不明となる。 その後 湖の底から 娘の歌声が聞こえたりするようになる。風景や 漁師の生活の描写が 素晴らしい。心に残る作と感じた。