「右門捕物帖」の感想
右門捕物帖
うもんとりものちょう

38 やまがら美人影絵

38 やまがらびじんかげえ

佐々木味津三

分量:約47
書き出し:1その第三十八番てがらです。「ご記録係!」「はッ。控えましてござります」「ご陪席衆!」「ただいま……」「ご苦労でござる」「ご苦労でござる」「みなそろいました」「のこらず着席いたしました」「では、川西|万兵衛《まんべえ》、差し出がましゅうござるが吟味つかまつる。——音蔵殺し下手人やまがらお駒《こま》、ここへ引かっしゃい」「はッ。心得ました。——浅草宗安寺門前、岩吉店《いわきちだな》やまがら使いお駒、...
更新日: 2021/01/11
19双之川喜41さんの感想

 此で 全編(38)おしまい。 岡本綺堂の「拷問の話」によれば、当時は 証拠が揃っていても 自白がなければ 罰することが出来ない 自白主義を 取っていたので 拷問は しのいだもの勝ちであった そうである。 本件の場合は 如何に 理屈を 組み立てるのかと思った。