室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
むろうさいせいとさとうはるおのにしゆうをしのびつつ初出:「日本女性」1941(昭和16)年9月号・10月号萩原朔太郎
素っ気ない題名からは想像つかなかった小泉八雲夫妻の送ったなんとも素敵な優しさに溢れた生活が垣間見れます。ヘルン語で綴られた手紙の愛らしいこと。朝のテレビ小説の予習にいいかも。
一気に読んだ。彼は日本を大好きだと思っていたがそうでも無かったのは意外だった。もちろん日本的なものは溺愛した。妻もだ。そして彼に対する分析力の鋭さ確かさ、簡潔要領を得た作者萩原氏の文章に感服します。