「中原中也君の印象」の感想
中原中也君の印象
なかはらちゅうやくんのいんしょう
初出:「文學界 第四卷第十二號」1937(昭和12)年12月号

萩原朔太郎

分量:約2
書き出し:中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。前後を通じて僅か三囘しか逢つて居ない。それも公會の席のことで、打ちとけて話したことはなかつた。ただ最後に「四季」の會で逢つた時だけは、いくらか落付いて話をした。その時中原君は、強度の神經衰弱で弱つてることを告白し、不斷に強迫觀念で苦しんでることを訴へた。話を聞くと僕も同じやうな病症なので、大に同情して慰め合つたが、それが中原君の印象に殘つ...
更新日: 2022/04/28
9bf46573fc29さんの感想

この時代の文学活動している人や画家など、才能ある人は皆 心病んでいる方が多い印象。  だからこそ人の心に残る作品を作れるのかもしれませんが。  中也が、萩原朔太郎さんを酒乱と記していたとあるという所で、それは中也自身の事じゃないかと笑ってしまった。

更新日: 2021/02/14
b53e79cfe52cさんの感想

孤独を吐き出す人が詩人になり耐えれる人が実業家になるのでしょうか?