「山家ものがたり」の感想
山家ものがたり
やまがものがたり
初出:「文學界 第十八號」1894(明治27)年6月30日

島崎藤村

分量:約21
書き出し:空に出でゝ星くずの明かにきらめくを眺むれば、おのれが心中にも少さき星のありて、心の闇を照すべしと思ふなり。涓々たる谷の小河の草の間を流れ行くを見れば、おのれが心中にも細き小河のありて、心の草を洗ふべしと思ふなり。哀壑に開落する花を見れば、おのれが心中にも時來つて開き時去つて落つべき花のあるべしと思ふなり。願はくは心中一點の星をして、思ふがまゝに其光を放たしめ、涓々たる心中の細流をして、流るべきの岸...
更新日: 2025/05/18
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  たびたび 焼けた 西行庵を 深山に 訪れて 見ると 西行は よろしくやっていた。元は と言えば 詩人だった 藤村は 西行の 雰囲気を 巧に 伝え そこねた ようにも 感じた。

更新日: 2021/08/23
阿波のケンさん36さんの感想

読みにくい旧仮名遣いだけどテンポが良い。西行庵を尋ねて夢うつつに西行を見る。西行は予想に反し女性を侍らせて花見の宴の最中…。