「常識」の感想
常識
じょうしき

小泉八雲

分量:約5
書き出し:昔、京都に近い愛宕山に、黙想と読経に余念のない高僧があった。住んでいた小さい寺は、どの村からも遠く離れていた、そんな淋しい処では誰かの世話がなくては日常の生活にも不自由するばかりであったろうが、信心深い田舎の人々が代る代るきまって毎月米や野菜を持ってきて、この高僧の生活をささえてくれた。この善男善女のうちに猟師が一人いた、この男はこの山へ獲物をあさりにも度々来た。ある日のこと、この猟師がお寺へ一袋...
更新日: 2020/08/22
2c4f69358a48さんの感想

考えすぎは世迷い言を生む。マルクスがその一例。 真理は簡潔なもの。

更新日: 2019/10/31
19双之川喜41さんの感想

 昔  京都の愛宕山に  六本の牙のある 白象に  跨がった菩薩が  深夜に 現れるというので  猟師は  高僧と共に  出現を待ったけど  こともあろうに  弓で 菩薩を抜いてしまう。 ところがという 筋立てである。 八雲にしては  理屈のたった展開であり  むしろ  題名は  「地頭」 (じあたま)の方が  相応しい様な気がした。 猟師だけの  判断力だからである。