「蠅のはなし」の感想
蠅のはなし
はえのはなし

小泉八雲

分量:約5
書き出し:二百年ばかり前に、京都に飾屋九兵衞という商人が居た。店は島原道の少し南の、寺町通という町にあった。下女に——若狭の国生れの——玉というが居た。玉は九兵衞夫婦に親切に待遇されていて、誠に二人を好いているように見えていた。が、玉は他の女の子のように綺麗な著物を著ようとはしないで、休暇を貰うと、美しい著物を数敷貰っていながら、いつも仕事著を著て出るのであった。五年ばかり九兵衞に奉公してからのこと、ある日...
更新日: 2020/08/25
19双之川喜41さんの感想

 慈悲深い夫婦に 雇われていた娘は 質素倹約に励み 今は亡き親の法要をしたけど その雇い主の下で 病死してしまう。それからというものは 蠅が その家に 盛んに出入りするようになる。亡くなった娘が 姿を変えたと考えた夫婦は 寺の上人に 施餓鬼を頼み 卒塔婆を立てる。

更新日: 2020/04/15
ネモフィラさんの感想

救いのある話でした。縁ってとても大事。