故郷の 家仕舞いは 親しんだ家具などだけでは無く 知り合いとも 別れの 折り合いを つけざるを得ない。気の進まない 事ではあるけど 粛々と 進めるのである。希望というものには 踏み跡が やがて道になるのに 似たところは あると言う。一理ありと 想った。
当時の中国は何と荒んでいたのだろう。幼いとき初めて打ち解けあった「ルントウ」子だくさんで不作続き、その農作物を売りにでれば高い税金、はびこる盗賊、威張る旦那衆にも金を取られる社会構造。また、自分の家の前の豆腐屋のオバサンが毎日家財道具をくすねていく。何という社会だ。題名「故郷」の印象とは異なるどうしようも無い社会が描かれている。作者のそれからの社会運動の原点となる物だった。
【無関心事】 過去 : インパクトありの記憶(豆腐屋のオバチャン) 現在 : 忘却(オバチャンが格差感じる) 【関心事】 過去 : 対等(子ども同士) 現在 : 格差(社会人 方や官僚、方や?) 故郷 : 過去の面影はない メルカリ無くとも、ご近所が廃品回収