山川方夫
弁当を 半分 分け与えることを 半飯というかは よくわからない。終戦前-後の 混乱時に 友人に 母の 心のこもった 手弁当を 分け与えるために 屋上に 上る。友人は それほどの 貧困では ないことに きずいたりするけど 半飯は 続く。題意は 飛び降りようか などと 口走りながら 登り切った 高みをいう。美しい 心理描写は 詩情溢れると 想った。