「お守り」の感想
お守り
おまもり
初出:「三社連合」北海道新聞日曜版、1960(昭和35)年3月

山川方夫

分量:約17
書き出し:——君、ダイナマイトは要《い》らないかね?突然、友人の関口が僕にいった。四、五年ぶりでひょっこり銀座で逢《あ》い、小料理屋の二階に上りこんで飲んでいる途中だった。関口とは、高校までがいっしょだった。いま、彼は建築会社につとめている。だからダイナマイトを入手するのもさほど難しくはないだろうが、いかに昔から変わり者だった彼にしても、その発言はちょっと突飛だった。——べつに。もらっても使いみちがないよ、...
更新日: 2024/04/29
19双之川喜41さんの感想

 新設された 団地は どれも 同じように見えるので 他人の部屋に 紛れ込む 間違いは 起こりがちで それを 防ぐための お守りが ダイナマイトなのだという 筋立ては わけが判らない。あの檸檬爆弾が 念頭に あったかもしれない。SFと 見立てると わかりやすいのかとも 感じた。

更新日: 2024/02/29
8eb05d040692さんの感想

奇妙な物語なんだけど、どこか切ない

更新日: 2021/02/28
735cdb594454さんの感想

筆者にはもっと長生きしてもらって、老人だらけの現代の団地物語も書いてほしかった