「怪奇一夕話」の感想
怪奇一夕話
かいきいっせきばなし
初出:「中央公論」1935(昭和10)年2月

岡本綺堂

分量:約22
書き出し:春の雑誌に何か怪奇趣味の随筆めいたものを書けと命ぜられた。これは難題であると私は思った。昔も今も新年は陽気なものである。お屠蘇の一杯も飲めば、大抵の弱虫も気が強くなって、さあ矢でも鉄砲でも幽霊でも化物でも何でも来いということになる。怖い物見たさが人間の本能であると云っても、屠蘇気分と新年気分とに圧倒されて、その本能も当分屏息の体である。その時、ミステリアスが何うの、グロテスクが何うのと云ったところ...
更新日: 2024/04/17
8eb05d040692さんの感想

怪談話を紐解いていくとお国柄も出て来る

更新日: 2024/04/15
阿波のケンさんさんの感想

怪奇話論である。日本の幽霊に足が無いのは江戸時代の画家、円山応挙の描いた絵からということだ。