きこりは 大飢饉(ききん)で 一家四人 食うに困っていた。ママ母は きこりに 子供二人を 深い森の奥に 置き去りにして 口減らしをすることを 提案した。木こりが それに 反対すると 「棺桶(かんおけ)の板でも 削ってな」と 毒づいた。子供達は はじめに置き去りにされた時は あらかじめ 置いておいた小石を 目印にして なんとか 家に戻ってきたけど 次の時は パン屑を 目印にしたので それを 森の小鳥達に 食べられてしまい 帰り道を 見失った。やがて パンの家にたどり着き お菓子で 出来た屋根 砂糖で出来た窓に 食らいついていると 魔法を使う老婆に 捕まってしまう。老婆を やっつけて 小鳥たちの助けを借り 家に戻ると 継母は 既に 亡くなっており 老婆から ピンハネした 真珠と宝石で 父と幸せに暮らすという筋である。構成が 緻密であり 緊迫感が 途切れないのが この作品の 長年の 人気の秘密と想った。