「果物の天国」の感想
果物の天国
くだもののてんごく
初出:「西日本新聞」1955(昭和30)年9月

中谷宇吉郎

分量:約3
書き出し:果物の天国中谷宇吉郎この夏、アメリカの友人から妙なことを頼まれた。それは岡山の白桃と二十世紀とを食べておいてくれ、という依頼なのである。この男は、前に日本へ一度来たことがあるが、アメリカへ帰ってからも、どうしても忘れられないのは、白桃と二十世紀との味であるという。ところが、どうしてもあれは、アメリカまで送ってもらうことは出来ない。それで日本へ帰ったら、代りに食べておいてくれ、という依頼なのであった...
更新日: 2021/07/21
992102eeaeceさんの感想

日本のように、明確な四季があることの恩恵を受け果物が実り、尚味が良いことを淡々と書いてある。 食べ物に感謝し、五穀豊穣を祈る国にうまれたことに感謝あるのみ。

更新日: 2021/06/26
19双之川喜41さんの感想

 岡山の白桃--二十世紀梨−柿(ドイツ語でもカキ)-みかんの缶詰 これらは ずば抜けて美味しいという。私は 豪州の野菜−果物を 現地で 食したことがあるけど 表皮の分厚さに 辟易した。おそらく 乾燥地帯なので 蒸発から守るために そうなったと思われる。品種改良の努力もさることながら その土地の湿度も 果物に 大きく影響すると思われる。