「自由と進歩」の感想
自由と進歩
じゆうとしんぽ
初出:「心」平凡社、1957(昭和32)年1月

中谷宇吉郎

分量:約24
書き出し:一自由論争新年を迎えて、過去一年間をふり返ってみると、まことに多事であったという気がする。鳩山総理のモスクワ訪問と日ソ交渉、砂川事件など、何となく急迫した空気が、日本の空におおいかぶさってくる気配が感ぜられる。こういう気持を一層強めたものは、昨年の春から夏にかけて、一時日本を風靡した、いわゆる自由論争である。この方は、砂川事件ほど刺戟的ではなかったが、有識階級の間に発生した事件として、案外根強い影...
更新日: 2021/12/18
いちにいさんの感想

個人と全体。進歩は不自由か?