「人工衛星へ汲取舟が行く話」の感想
人工衛星へ汲取舟が行く話
じんこうえいせいへくみとりぶねがいくはなし
初出:「毎日新聞」1957(昭和32)年12月

中谷宇吉郎

分量:約2
書き出し:本当に人間が住める人工衛星が、いつごろ出来るかは、いまのところまだわからない。しかし十年ぐらいのうちには出来るだろうというのが、一般の見通しになっている。数年の誤差はあっても、いずれ出来るには、ちがいないところでそうなった時に、一番困るのは排泄《はいせつ》物の処理である。小便の方は再生して純水をとり、それを水として使うとしても、カスが出る。それと大便とは、何とかして捨てなければならないが、人工衛星...
更新日: 2025/02/05
65c8aadc88adさんの感想

雙喜  綺麗に いうと 負の 遺産 だけど  南極大陸の 観測で 排出された 膨大な ゴミは 今となっては 基地の 周辺に 醜く 散乱し 世界に 誇る あの 外 雲古 地帯の 誇り 高い C国民も 驚くほどの 醜態を さらしている。この 欲しがる 人の いない いわゆる 負の遺産は 今頃になって ボチボチ 回収しているけど 元のように 廃棄物が 完全に 撤去されるのは 気が遠くなるほど 先の ことであろう。宇宙船の 塵芥についても いち早く 対策に 思いを 致すのは 重要なことと 想った。

更新日: 2022/07/21
8b2723a74c9bさんの感想

今の国際宇宙ステーションのトイレや補給船の仕組みを約半世紀前に正確に予言して言い当てているところが素晴らしい。

更新日: 2022/07/20
decc031a3fabさんの感想

これが書かれた昭和32年は今から65年前。宇宙での排泄物は蒸留して飲み水に。袋にして薬品と練り合わせて発酵を抑えて持ち帰り。廃棄用カプセルに入れて大気圏で焼却などと、この科学者の書く案と変わらないし、さらに実は女性の経血ってまだ有効な処理法が無いらしい。人間の生理を宇宙環境に合わせるって難しいようだし、地球ってよく出来ていると思ったな。