「「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」」の感想
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
「テーブルよ、ごはんのようい」と、きんかをうむロバと、「こんぼう、ふくろから」

グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール

分量:約35
書き出し:むかしむかし、ひとりの仕立屋《したてや》さんがおりました。仕立屋さんは三人のむすこと、それから、ただ一ぴきのヤギをもっていました。ところでこのヤギは、そのお乳《ちち》でみんなをやしなっていたのですから、よいえさをもらわなければなりません。それで、まい日|草原《くさはら》へつれだしてもらいました。むすこたちも、じゅんじゅんにこの役《やく》めをやっていました。あるとき、いちばん上のむすこが、それはそれ...
更新日: 2024/05/05
19双之川喜41さんの感想

 よみきかせに 最適な 作品と 思われる。仕立屋の 三人の 息子達は 虚言癖がある 山羊に はめられて 三人とも 家を 追い出される。テーブルと 驢馬と こん棒は 不思議な 力を持つので 息子達は そこそこ 幸せにはなるけど 後半の 山羊が 嘘つきの 報いを 受けてしまう 辺りが 本題の ようにも 感じられる。仮に 山羊が 満腹感を 感じにくい 体質だとしたら 話しは 違って来るかもしれないと 感じた。全体に 表現が 穏やか なので 安心感もある。